2017~まちのがっこうを始めた理由
1.地域の子どもたち
過去(20年くらい前まで)の日本の子どもたちの休日
「秘密基地づくり」「公園」「地域の子どもたちが自然発生的に集団形成」
「カミナリ親父やおせっかいおばさんの存在」「子どもは外で遊びなさい」「友だちとケンカ」
⇒ 地域で子どもはコミュニケーション力を付けて、育っていた。
現在の日本の子どもたちの休日
「不審者に注意」「塾や習い事に追われる日々」「1人でもみんなでもゲーム」
「家遊びが中心」「子どもの声がうるさい」「ケンカしない」
「塾機能の預かり保育=保護者のための保育」
⇒ 地域に住みつつも、時間・空間・仲間が失われ、コミュニケーションする機会が失われている。
子どもの育ち
「自分は孤独である」1位:日本29.8%(2位:アイスランド約10%)
「自分自身に満足している」最下位:日本45.8%(上位2位:イギリス83.1%)
(内閣府「子ども・若者白書」より一部抜粋)
⇒ 日本の子どもたちは、自己肯定感が低い傾向にある
しかしながら社会に出て求められるのは下図の通り、コミュニケーション能力等の目に見えない能力です。
この子どもたちが、大人になり、社会を担っていきます。
2.働く(働きたい)親の現状
企業では人不足に陥っていることから、下記は企業も共通の課題。
◎「小1の壁」問題
・学童保育の不足(愛媛県内の学童保育の大半は平日18時に閉所、17時閉所のところも)
・民間学童(塾機能が強い、高額)への不安(高所得層しか利用できない)
・保育園待機児童問題
→ 国の「企業主導型保育事業」により、未就学児の受け皿一気に増加
→ 働く女性増加
→ 学童保育がますます不足
→ 子どもが小学生になるタイミングで悩み、離職へ繋がりやすい
◎パートなど、子どもが学校や幼稚園に行っている間に働いている女性が多い
→ 夏休みなど長期休暇の預け先に困っており、安心して働くことができない現状(企業ヒアリングによる)
◎「子育てで、必要だと思う支援は?」
1位:学童保育の充実 55.2%
2位:病児保育 17.7%
3位:その他 16.7% …夏休みの子どもの預け先、経済的サポートなど
(H26.10キッズフェスタに来場した子育て中の方113名に弊社がアンケート実施)
「地域で子育て」を実現化するために私たちワークライフ・コラボは、働く人・子どもの育ち・地域をつなぎます。
長期休暇時の子ども・親のサポートのために、このまちのがっこうをスタートさせました!